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鮎毛バリ通信30号記念シンポジウム 2017 動画配信

シンポジウム登壇者4名121kb
写真はシンポジウム第2部 噺家・林家彦いち師匠司会での;質疑応答の模様)

天然アユを取り戻すために 今できること 第1部
~鮎毛バリ通信30号記念シンポジウム 2017~

全水道会館 4階 大会議室にて  2017年11月23日開催


この日東京は朝から小雨模様。来場者の出足が心配されたが、釣り人、漁協関係者、自然保護に関わる市民、雑誌メディア関係者などが詰めかけ、会場は80名を超える熱心な参加者で熱い熱気に包まれました。
主催者の澤渡 要・日本鮎毛バリ釣り団体協議会会長の挨拶でシンポジウムは午後1時30分に開幕。
    
澤渡会長の挨拶83kb
(主催者挨拶にたった澤渡 要さん)

基調講演高橋勇夫農学博士。

高橋先々は全国の漁協と共に天然アユの保護育成に尽力しているアユ研究者です。
 この日は天然遡上アユの保護育成について、プロジェクターで表やグラフをスクリーンに投影しながら、その課題や問題点を熱く語ってくださいました。
グラフが明らかにする全国各地のアユ河川の現状に、参加者から驚嘆の声があがりました。

高橋先生68kb
(講演する高橋勇夫先生)

基調講演 テーマは「人とアユ」。その1

    

後半に入ると、魚道の話など、より具体的な天然アユの保護育成策にトークは展開されます。みなさんは身近なアユ河川を思い浮かべながら、高橋先生のお話を聴いている方も多いかと思います。みなさんの地元のアユ河川はいかがでしょう。漁協はしっかり対策を立てているでしょうか。

高橋勇夫先生 基調講演「人とアユ」その2



総合司会の紀子さん

この日の総合司会は鮎毛バリ通信編集委員の澤渡紀子さん。
澤渡紀子さんの司会で、シンポジウムは東京都水産課斉藤修二さんの講演にと移ります。
斉藤修二さんは、2014年から2016年にかけての3年間にわたる多摩川下流部の天然稚鮎を捕獲して、上流部の奥多摩川、秋川に放流するという東京都の事業報告です。
捕獲魚具である定置網の創意工夫、定置網の設置場所、汲み上げ運搬する方法に至るまで、大変具体的にお話を進めてくださいました。
天然アユを10万尾捕獲するというとが、いかに大変なことかが良く分かります。
講演テーマは「多摩川のアユ汲み上げ放流事業報告」

講演の斎藤さん66kb
(斉藤修二さんの動画編集中です。あちこちジャンプが起きる箇所を再編集しています。後日、掲載します。)

シンポジウム「天然アユを取り戻すために 今できること」第1部、最後の講演者は、多摩川支流秋川漁業組合長・安永勝昭(まさあき)さん。

講演の安永さん78kb

安永勝昭さんは、東京都の斉藤さんが取り組んだ多摩川天然アユ汲み上げ放流事業を引き継ぎ、多摩川漁協、奥多摩漁協、秋川漁協3漁協のまとめ役として汗を流しました。
その秋川では、天然アユの育成にいかなる取組をしているのか、熱く語ってくださいました。ええっ? そこまでやるのかという漁協の苦労話、そして、まさか!?ともいえる画期的な提案に場内は静まり返り、安永さんの講演に聞き入っていました。

講演テーマ 「多摩川のアユは泪をながしている」



ここで、シンポジウム「天然アユを取り戻すために 今できること」。第1部は終了。
続いての、林家彦いち師匠の司会による参加者との質疑応答第2部の模様はまた後日、掲載いたします。
下の写真は、その第2部。爆笑あり激論ありの質疑応答。 4人の登壇者の模様です

登壇者5名106kb

登壇者プロフィール
高橋勇夫(たかはしいさお) 農学博士。高知県生まれ、長崎大学水産学部卒業。「西日本科学技術研究所」を経て2003年、高知県香南市に「たかはし河川生物調査事務所」を設立。著書は「天然アユの本」など多数。

斉藤修二(さいとうしゅんじ)。東京都水産課主任。
日本大学水産学部を卒業後、東京都に入庁。水産試験場の奥多摩分室で渓流魚を、伊豆大島でサザエなど水産資源の増殖研究に携わり、2013年から多摩川の天然アユ汲み上げ放流事業を担当。1985年の大学の卒業論文は、なんと「多摩川のアユ遡上に関する調査」。

安永勝昭 (やすながまさあき)秋川漁業協同組合組合長。
神奈川県横浜に生まれ、東京都の秋川沿いで育つ。趣味はアユ釣り。2014年に秋川漁協の組合長に就任。2年で経営を黒字化。今年2017年から民間委託された多摩川の天然アユ汲みあげ放流事業のまとめ役として尽力。東京都内水面漁連会長、そして全国内水面漁連理事。

2018年1月13日  文責 シンポジウムの企画コーディネート担当 山本喜浩

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プロフィール

ayukebarikyougikai

Author:ayukebarikyougikai
鮎毛バリ釣り団体協議会はほぼ620名の会員に支えられています。
会員は青森津軽から四国愛媛まで日本列島の各地のドブ釣り愛好者です。
現在、ドブ釣り愛好会は13団体にまで減少しました。この10年間の間に多くの愛好会が解散したり、活動実績のないまま消滅したりしています。少子高齢化の波がわたしたちにも押し寄せてきています。
また、河川の直線化で淵が消えて釣り場が減少したことが、ドブ釣り人口の減少に拍車をかけています。
しかし、そんな中で、新しい釣り場の開拓や河川環境の再生に熱心に取り組んでいる仲間が大勢います。毛バリ釣りは現在、進化発展か衰退滅亡かの岐路に立っていますが、大丈夫。漁協や流域住民とスクラムを組んで前進している釣り人がいる限り、未来は明るく輝いている、輝いています! 全国のドブ釣り愛好者のみなさま、日本鮎毛バリ釣り団体協議会の元に結集して、明るい未来に向かって共に歩みましょう。