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ニホンウナギが歴史的不漁で危惧されること

ウナギ漁夜景49kb
(吉野川・徳島のシラスウナギ漁の夜景)

ニホンウナギの不漁で危惧されるいくつかのこと
密漁 乱獲 アジアの熱帯ウナギは・・
 
                              
                               山本喜浩
                               東京鮎毛バリ釣り研究会会員

~生態系の端っこにぶらさがっていました~

ウナギが不漁とメディアが騒いでいます。今頃になって乱獲のツケが回っただの、河川環境の悪化だの、鬼の首を捕ったがごときのもの云いです。ぼくは永いことアユとウナギにお付き合いを願ってきましたので、なにをいまさらと腹立たしいのは、みなさまと同じです。

お付き合いとは
、アユは子供の頃からの遊び仲間でした。お隣のお兄ちゃんと千曲川(長野県下、上山田温泉地の下流)でのアユのドブ釣り(毛鉤釣り)に夕暮れ時に出かけます。
ぼくが6歳、魚籠(びく)持ちです。お兄ちゃんに遅れまいと早足で7月の暮れなずむ土手道を付いていきます。当時も今もアユは漁協のお宝で、入漁券収入の招きネコです。その頃は日釣り券(入漁料の一日券)などなく年券でした。今のお金で3千円はしたでしょうか。
お兄ちゃんはこの3千円をけちって密漁です。近所のお兄ちゃんの3m下流に釣り座を構えます。人気のスポットに釣り人がずらりと並び、懐中電灯の明かりがちらほら灯りはじめ、すっかり闇が川面を包む頃がアユの入れ食いタイム。漁協の監視員にとっても入れ食いタイムです。年券を持っていない釣り人にはプラス千円のペナルティがついて4千円。この千円が監視員の懐にはいりますから、見回りにいやでも力が入ります。
カンテラ下げた監視員のお爺さんは上流からやってきます。「鑑札、見せてもらいます」と背中から釣り人に声を掛けます。釣り人は鑑札(年券)をちらりと見せます。ちらりです。入れ食いで忙しいからです。
近所のお兄ちゃんにも「鑑札を・・」の声が掛かります。近所のお兄ちゃんはチラリと鑑札を見せてから、背中の監視員を振り返り、「どうだい、上のほうではデッカイのが釣れているかい?」と声をかけ、監視員が指さされた上流に視線を移した瞬間に鑑札を水面に落とします。心臓が破裂しそうにドキドキしているぼくの目の前を木札の鑑札が流れ、ぼくのお兄ちゃんのサッと木札を拾う手が視界を横切りました。

そうだった、あの頃はまだ、生態系の端っこにお兄ちゃんもぼくもぶら下がっていた・・いたのだなと、今になって思います。
ヒトが地球上の生態系の頂点から転がり落ちるというか、はじき出され、またはみずから飛び出して、妙な動物に変わってしまったのは19世紀末から20世紀初頭にかけてでしょうか。近代化の波は循環型の社会から大量生産、大量消費社会へと移行。 
自然の中にごく普通に存在していたヒトは生態系の外へはみ出し、「自然を守ろう」などと妙なことを言い始めます。自然がヒトの外側に立ち現れたからです。

 木札のおかげで、3千円分のアユを密漁したお兄ちゃんとぼくの千曲川には、天然アユが黒い帯となって上ってきました。当然のことながら放流アユなどという奇妙なアユはいませんでした。サケやマスも上ってきました。サケやマスを遮る堰もすくなく、まだ手付かずの生態系が残っていたのです。
 アユを釣りあげるという行為が辛うじて生態系の端っこにぶら下がっているかごときの錯覚を覚えさせます。釣り人が川に立ち込み陶然とするのはこの生態系に立ち返えったかのような疑似体験の幻覚です。
 明治の文豪にして釣り人の幸田露伴がこのことを軽妙な筆致で描いています。
メルビルが1851年に書き下ろした「白鯨」のエイハブ船長は、地球上の生態系のど真ん中で巨大な自然の象徴と死闘を演じていました。
そしてヘミングウエーの老人は、すでに海の生態系に戻れなくなった20世紀漁師のシンボルでしょう。

~ウナギ 旅路のはて~

さてウナギです。ウナギとの本格的な付き合いは15年前、仕事で2年間ほどウナギを追いかけることになりました。アユのような牧歌的な話ではありません。ウナギの密漁組織の一端を明るみに出そうというテレビのドキュメンタリー番組の目論みでした。
その話のまえに、ちょっと現在のシラスウナギの不漁の謎解きに挑みましょう・・しょうと云ってもぼくはウナギの研究者ではありませんから、正直、見当はずれな推論の展開とあいなるやもしれません。
 でも、好意的にお読みください。これは証拠データがないために、研究者が喉まで声がせりあがってきた思いを、ぼくが代弁していると思ってください。

ウナギC38kb

ウナギ(ニホンウナギ)の産卵場所
はみさまご存知の通り、マリアナ諸島の西方、マリアナ海嶺(海底山脈)の上。北緯14度、東経142度の辺りです。
産卵は新月の2~3日前。水深は150~200m。闇夜に細い三日月がかすかに霞みます。なぜ新月なのか? 生まれた赤ちゃんが他魚に捕食されないように闇夜を選ぶのだろうと想像されています。また、ほぼ1億年前に深海魚から進化したウナギですから、光の差し込まない闇夜を選ぶのだろうとも推論されています。
 出自が深海魚です。産卵のために利根川の河口を旅立ったウナギは昼間1000mもの深海に潜り、夜は100mまで浮かび黒潮に流されて、一端は黒潮の消滅点までくだります。そこからユーターンして2700㌔超の道のりをクネクネとマリアナ海域を目指します。なんでそんな遠方までわざわざ産卵に行くのよ、と声を掛けたくなりますが、とにかく、産卵場所だけは出自の思いでから抜けだせないようです。いずれ進化してもっとラクチンな産卵場に移動するのかもしれません。
さて北緯14度、東経142度、新月の2~3日前、水深150~200mでしたね。実は、

産卵場所にはもう一つ条件があります。塩分濃度の低い海域と塩分濃度の高い海域との東西にのびる境目、塩分フロント【注1】と呼ばれる場所が必要です。そのフロントの塩分濃度の低い海域(南側の赤道に近い海域)で産卵します。なぜウナギが塩分フロント近辺を選んで産卵するのか? 分かりません。分かりませんとは研究者にも分からないという意味です。
この塩分フロントはいつも北緯14度の同じ海域にできるわけではありません。エルニーニョが発生するとフロントが南に移動【注2】しやすいことが分かっていますが、エルニーニョに関係なく塩分フロントは移動します。この塩分フロントの移動にともなって産卵場所も移動するということが、大変に重要です。
ここまで書くと、ぼくが言いたいことがほぼ察しがついたことでしょう。そう
です。産卵場所が北緯14度より南にずれると大変なことになります。
海流は風によって起きる風成循環(表層流)と塩分濃度の違いで起きる熱塩循
環(深層海流)がありますが、卵から孵化したニホンウナギの仔魚は北東貿易風によって起きる北赤道海流に乗って西に流れます。
西に流れた北赤道海流は黒潮に飲み込まれ、昼は300m夜間100mほどの水面下を流れ極東に向かいます。そうです。これもまたみなさま御存じの通り、黒潮に飲まれない南側は反時計回りに反流して、ミンダナオ海流にと分かれます。


ニホンウナギの産卵場所が、もし南に1度(110㌔)ずれて北緯13度、東経142度であったならば、仔魚はミンダナオ海流に向かい、死滅回流を旅することになってしまいます。
ウナギの産卵場所
(*図の産卵場所の赤●が南にずれると死滅回流に。図は東京大学・大気海洋研究所より)

・・なってしまいます。と書きましたが、ぼくは死滅海流に向かってしまったのだ! と思います。 今回のシラスウナギ大不漁は、他の要因では説明が難しくなるからです。
過去の不漁で何度か海流原因説が囁かれました。5年前の2013年もシラスウナギが不漁。この年はエルニーニョが発生、これが原因だろうと言われていました。 
2017年はどうでしょう。エルニーニョは発生していません。ラニーニャの年でした。しかし、何らかの海洋変異の影響で塩分フロントが南に大きく移動、大半の仔魚が死滅回流に向かってしまったのではないでしょうか。
ウナギの絶対量が多くて産卵場所も広く、産卵期も長く続いた時には、塩分フロント移動の影響で大不漁ということはあまり起きなかったはずです。絶対数の減少はちょっとした海洋変異で絶滅危惧にみまわれます。
もしも産卵期が遅れていただけで、これから続々とシラスウナギが接岸してくれるなら、こんな推論はただの杞憂だったと、笑い話で終わります。そうなってほしいものですが・・

【注1】 塩分フロント: 北太平洋の中緯度域は表面水温が高いため、海水の蒸発が盛んで塩分濃度が高くなります。蒸発した水分は積乱雲を形成、その積乱雲が低緯度域に流れて降雨となり、低緯度域の塩分濃度を低くします。濃度の境目「塩分フロント」の位置は北緯11~16度付近を変動しています。

【注2】南に移動する:エルニーニョが発生すると降雨の源となる積乱雲が東へ
と移動するために塩分フロントは南側に移動します。
~不漁がまきおこす不都合なこと~

原因がなんであれ、シラスウナギの不漁は密漁に拍車をかけます。4年前にドンブリ一杯100万円だったものが今年は300万円以上するのではないでしょうか。世界中のシラスウナギの値段は日本の価格に連動して高騰します。
そうです。世界中の零細漁民が密漁に走ります。
シラスウナギ55kb
(シラスウナギ。 ニホンウナギの稚魚、この小さな稚魚が台湾、中国大陸、朝鮮半島、日本列島の河川を上り、成魚ウナギとなる)

新聞各紙はこの夏の土用の丑の日は大丈夫だが、来年(2019年)の夏はウナギが食べられないかもしれないと報じていますが、そんなことはありません。来年も再来年も夏になるとスーパーや牛丼店にウナギがニョロ~っと登場します。怖しいことですが、世界中の密漁ウナギが日本に集められるからです。


世界のウナギ資源量40kb
原図は米のウナギ研究者Willem Kepper氏作成のグラフより)

上の図を見て、1980年頃からヨーロッパとアメリカの河川環境が日本と同様に悪化したと思いますか? 違いますよね。 日本に輸出、また密輸するためにウナギが乱獲された結果です。1980年代日本人は多い時には世界の80%のウナギを食べ、現在まで世界のほぼ70%のウナギを食べ続けてきたと言われています。
その結果2009年にヨーロッパウナギは絶滅危惧種に。2014年にニホンウナギが絶滅危惧種に国際自然保護連合(IUCN)から指定されました。
この図にはアジアの熱帯ウナギの資源量がグラフ化されていません。なぜでしょう? 答えは簡単明瞭、なんのデータもないからです。

15年前(2003年)に、追いかけたのはウナギの密漁シンジケートでした。 密漁と書くと、決まってソニー・ロリンズの大ヒット曲「Airegin」【注3】の出だしのメロディーが耳奥を駆けあがります。
最初に白状しておきます。密漁組織の実像をカメラの前で喋ってくれる人間を捕まえられずに、ただのウナギ漁の番組を2本作って終わりました。しかしその取材で分かったことは、アジアのウナギシンジケートの拠点は香港にあり、主にヨーロッパとアジアの密漁シラスウナギを香港に集め、多くは中国大陸に送られ中国で蓄養されていました。残りは日本に流れてきたようです。
この時、シンジケートを牛耳っていたのはナイジェリア・マフィア【注4】でした。ナイジェリア人は日本、台湾、中国に配下を置き、配下のナイジェリア人はその国の女性を妻にして国籍を取得。きちんとした商社を設け。立派なビジネスマンの顔を持っています。
日本在住のナイジェリア人に関しては、2008年に出版された岩波新書「アフリカレポート壊れる国、生きる人々」【注6】にきちんと描かれています。
 2003年頃、実はウナギよりもアワビ、ツバメの巣、ナマコの密漁が中心でした。これらはすべて中国人の胃袋に流れ込んでいました。

【注3】「Airegin」: ソニー・ロリンズの祖祖父がナイジェリア出身だったことから、曲想がうまれた曲です。Aireginを逆から読んでください。Nigeriaになります。曲の出だしがいきなりサビから始まるようなモダンジャズの名曲。聴けばみなさんご存知のはずです。 

【注4】ナイジェリア・マフィア: 第2次大戦終結に伴い、インドやビルマから帰還した兵士が大麻の種子を持ち帰り、大麻栽培が盛んになります。その後、ナイジェリアは中南米からのコカイン、ヘロインをヨーロッパとアメリカへ密輸する国際的な麻薬取引の中継地の役割を担い。ナイジェリア・アマフィアが誕生しました。現在、香港を牛耳っているかどうかは不明です。しかし、これだけ世界のウナギ資源が枯渇すると世界のウナギ密漁シンジケートはすべて繋がっていることでしょう。

【注5】松本仁一著、「アフリカレポート壊れる国、生きる人々」岩波新書:にはウナギの密漁は書かれていません。確か南アフリカからのアワビの密輸ルートなどを暴いていたと思います。それと日本人と結婚して家庭を持ち、シンジケートを支える独特のナイジェリア人マフィア社会を活写しています。

2003年当時、日本に入ってきたウナギはニホンウナギ(台湾や中国産)、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、そしてアジアの熱帯ウナギの4種でした。
この中でもっとも多かったのはヨーロッパウナギです。スーパーの棚にパック詰めされたウナギのかば焼きが大量に出回り始めた時代でもあります。
1990年代に日本人が食べていたウナギの半分はヨーロッパウナギでした。2009年にワシントン条約付属書Ⅱに指定されましたが、それでも日本にヨーロッパウナギは入ってきます。ワシントン条約付属書Ⅱはパンダやゴリラほど厳格な輸出入規制を受けません。管理当局の許可書があれば輸出が認められます。偽造された許可書が添えられて密漁ウナギが流れこみ続けたのです。
2010年、EU加盟12ヶ国はウナギの輸出を全面禁止しました。それでもEU非加盟国を経由した密漁ウナギが香港経由で入り続けています。
現在、ヨーロッパウナギは1980年時の資源量のたった5%ほどまで激減しました。ほぼ95%を私たちが食べてしまったのです。
 アメリカウナギがヨーロッパウナギの衰退を補うごとく入ってきます。アメリカ人はウナギを食べません。ウナギに無関心【注5】。しかしシラスウナギが沿岸の白いダイヤだと知って、もっぱら日本人の胃袋の愉悦のために乱獲され続けています。
現在日本産のシラスウナギの6割は密漁されたもので、日本に輸入されているシラスウナギのほぼ7割が密漁ウナギであると、中央大学法学部ウナギ保全研究ユニット・Kaifu Lab【注6】に記載されています。
とにかく、わたしたちはモンスター級のイールイーターなのです。

【注5】ウナギに無関心: 多くの州でウナギの輸出規制をしているが、密漁の取締にもあまり関心がない。アメリカウナギに関しては米のジャーナリスト、ジェイムス・ブロッセック著「ウナギと人間」(2016年築地書館)にアメリカのウナギ漁師が詳しくルポルタージュされています。  

【注6】Kaihu Lab: ウナギの密漁に関して2015年現在の状態が記載されています。http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~kaifu/5igr.html

 ~危惧されるウナギとわたしたちのかかわり~

先の折れ線グラフにアジアの熱帯ウナギ【注7】の資源量が入っていませんでした。なんのデータもないからです。しかし現在アジアの熱帯ウナギがヨーロッパ、アメリカ,ニホンウナギの凋落とともに、その代替えウナギとして特にビガーラウナギ【注8】が注目され、渉猟され、乱獲されています。
乱獲のターゲットにされている国は主にフィリピンとインドネシア。その漁場は2万を超える大小の島々です。
 インドネシアは150グラム以下のウナギ稚魚の輸出を禁止しています。いますが、1万3千を超える島々の密漁・密輸を捕捉するのは不可能です。今後アジアのあらゆる国のウナギが乱獲されていくでしょう。焼畑農業的な捕りつくしが危惧されます。

東南アジアの島々の零細漁民は持続可能な生態系のなかで漁をして暮らしています。密漁に走ることによって彼らは大量消費社会に巻き込まれます。地域の資源を食いつぶす行為は生態系からいやでもはみ出し、その労働は地域社会から疎外される孤独な行為になりはてるでしょう。
零細であることは貧しいことではありません。持続可能な漁を営むことは多様な自然との交流がある豊かな生活の営みです。

私たちが利根川水系をはじめとするニホンウナギの保全、増殖に傾注することはアジアのウナギを守り、アジアの零細漁民と連帯することに繋がります。日本のウナギ資源の枯渇がアジアのウナギ資源の収奪になってははかないことです。


【注7】熱帯ウナギ: ビガーラウナギ、ボルネオウナギ、セレベスウナギなど10種類ものウナギがいます。食品加工されたらニホンウナギと区別できません。いずれも産卵場所は不明。海洋開発研究機構が調査船を出して産卵場所を探していますが、これはウナギを食い尽くす日本人のエクスキューズ調査と言われても仕方がないでしょう。

 【注8】ビガーラウナギ:グリンピース・ジャパンがインドネシアのビーガラ種の捕りたい放題の乱獲を告発。また、日本の大手商社と大手スーパーがインドネシアに養殖加工場を設け、インドネシア中のビーガラ種を集めていることを危惧しています。 グリンピース・ジャパンのHP「代替えウナギも赤信号・インドネシアからの報告」に詳細リポートが記載されています。http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/ocean/seafood/SaveUnagi/report3/#report

  さて、アユです。年によって好不調の波はありますが、天然鮎の遡上が右肩下がりで減ってきています。いつの日か今年のウナギのような歴史的な不漁に襲われるかもしれません。ただ、ウナギと違うのは魚業協同組合が産卵場の整備や魚道の改修にと取り組んでいる河川では、天然アユが確実に戻ってきていることでしょう。
それでも温暖化の影響で海に下った日本列島の仔魚が壊滅状態に陥るという悪夢から完全に自由にはなっているわけではありません。
 "自然を守もろう" という、ヒトが生態系の外側から外科医のように生物を保全しようという20世紀型の取り組みは、もう破綻しているのかもしれません。例えば放流アユを増やすなどという対処療法は、その20世紀型の対処療法のひとつでしょう。
"自然を守ろう"から"今ある自然を壊そう"に変換しなければ、そろそろ取り返しのつかないところまで来ているのでしょう。"今ある自然を壊そう"とは、ダムや堰を撤去してヒトも川辺のひとつの生物として、共生していく場所作りを日本列島の河川に広げていくことかもしれません。アメリカやヨーロッパでは"今ある自然を壊そう"を現実のアクションとして、すでに流域住民が取り組んでいます。

2018・3・4 記

*このエッセイは利根川流域市民委員会が取り組むウナギ・プロジェクト・チームに依頼されて寄稿した文章に、若干の加筆をしたものです。 
 

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ayukebarikyougikai

Author:ayukebarikyougikai
鮎毛バリ釣り団体協議会はほぼ620名の会員に支えられています。
会員は青森津軽から四国愛媛まで日本列島の各地のドブ釣り愛好者です。
現在、ドブ釣り愛好会は13団体にまで減少しました。この10年間の間に多くの愛好会が解散したり、活動実績のないまま消滅したりしています。少子高齢化の波がわたしたちにも押し寄せてきています。
また、河川の直線化で淵が消えて釣り場が減少したことが、ドブ釣り人口の減少に拍車をかけています。
しかし、そんな中で、新しい釣り場の開拓や河川環境の再生に熱心に取り組んでいる仲間が大勢います。毛バリ釣りは現在、進化発展か衰退滅亡かの岐路に立っていますが、大丈夫。漁協や流域住民とスクラムを組んで前進している釣り人がいる限り、未来は明るく輝いている、輝いています! 全国のドブ釣り愛好者のみなさま、日本鮎毛バリ釣り団体協議会の元に結集して、明るい未来に向かって共に歩みましょう。 

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